COLUMN

家を建てるなら、早い方がいい3つの理由

「家」は、まったく同じ「家」でも、建てるタイミングによって、支払額が大幅に変わってしまうことをご存じですか?

・家は「頭金」が貯まってから建てるもの

・今はまだ、こどもも小さいし、進学のタイミングぐらいかな、、、などと、

何となく「まだ先でいいや…」と考えていた方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。


|家の建てどきっていつ?|

家を考え始めるきっかけとして、

「こどもが小学校に上がるタイミング」、「ある程度、頭金が貯まったら」などがあげられると思いますが、

実は「今」ではなく「〇〇まで遅らせる」ことは、支払額の観点からすると、リスクになり得るのです。

その理由は「金利」「住宅ローン控除」「消費税」にあります。

|住宅ローン|

あなたは、現金で「家」を購入する予定ですか?ほとんどの方は「住宅ローン」を利用すると思います。

その「住宅ローン」は「金利」の動向によって支払額が大きく変わってくるものなのです。

住宅ローンの金利には「固定」と「変動」の2つの分類があり、それぞれに「金利の値」は異なります。

では、現在の「金利」は高いのでしょうか?低いのでしょうか?

下記のグラフを見ると、長期的に金利はきわめて低い水準であったことがわかります。

同時に直近では、上昇の兆しが見られます。

現在までが底値に近い状況であり、稀にみる低水準の状態から健全な状態に戻ろうとしている、とも推測できるでしょう。

※画像転載:民間金融機関の住宅ローン金利推移(変動金利等)


|金利が2%違うと、支払額にどう影響するのか?|

こどもの進学を待ったり、頭金の貯金を待ったりして建築時期を遅らせた結果、金利が2%上昇したと仮定した場合に、支払い額にどのような差がうまれるのでしょうか。

「家」を建てることを同時に検討し始め、建築時期に5年間の差があるパターンを見てみましょう。

このように、上記のお2人の手持ちの現金による負担総額の差は、なんと13,100,000円にも上ります。

「金利2%の違いだけで、住宅ローンの支払額はそんなに変わらないでしょう…」と考えた方もいらっしゃるかも知れません。しかし、ここで考えなければならないのは、そのほかの支出も含めた手持ちの現金支払いの総額です。

頭金を貯めるための5年間に、(上記の場合だと)家賃は3,600,000円も必要になりますよね。

建築時期を遅らせることによって、金利上昇の可能性があるほか、完済時の年齢、遅らせる期間中の家賃など、様々な観点からもリスクになりうる点がある、ということがお分かりいただけるでしょうか。

|住宅ローン控除|

「住宅ローン控除」という制度をご存知でしょうか。

これは、住宅ローンの年末時点の残高に応じた金額が、所得税や住民税から控除されるという、国の制度です。

一定の条件を満たした場合、最長で13年間にわたって適用されます。

簡単に言うと、「住宅ローン」を払い始めてから13年間は所得税や住民税が安くなる制度、ということです。

とても恩恵の大きい制度ですが、制度の内容は、度々見直されており、いつまで今のような好条件が続くかはわかりません。

建築時期を遅らせている間に「住宅ローン控除」の制度に変更があり、所得税や住民税を含めた支出の総額において大幅な差が出てしまう場合があるとも考えられるのです。

|消費税| 

「家」というのは、数千万円以上の、極めて購入金額の大きい買い物です。

多くの方にとって人生最大の買い物であると同様に、支払う消費税額も人生最大の規模になるでしょう。

消費税は1989年に導入された時の「3%」から、2019年には当初の3倍を超える10%にまで上昇しています。現在も政府は増税について度々言及する姿がみられますよね。このような状況を考えると、消費税が10%のままである期間は、そう長くないと見て良いと言えるでしょう。

※3000万円の「家」を購入する場合の、消費税額の違いによる差額は以下の通りです。

3%:90万円|5%:150万円|8%:240万円|10%:300万円|15%:450万円|18%:540万円

建築時期を5年も遅らせると、その間に消費税が上がってしまう可能性があることも考えなければならないのです。


|まとめ|

こどもの進学を待ったり、頭金を貯金したりするために建築時期を遅らせようとすることは、決して珍しいことではありません。

ただ、その判断をするためにはリスクの面も正確に把握することが重要、ということがお分かりいただけたと思います。

資金計画は、様々な角度から確認して進めていかなければならず、建築時期を遅らせることは、リスクも少なくないと考えられるのが現状です。

「いつか家を建てたい」と考えている方は、特別な事情(お持ちのお土地の状況・身内のご不幸など)がある場合を除いて、金利の低い今のうちに決断される方が、総合的によいのではないでしょうか。

支払総額をリーズナブルに抑えられれば、、より建物にこだわりを詰め込んだり、また、土地からお探しの方は、土地を選べる幅が広がったりするなど、利点も期待できます。

「理想の家を持ちたい」と感じている方ほど、「今が建てどき」と考えることをオススメします。

あなたのための資金計画を承ります!お気軽にお問合せください。

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