3. 性能と構造

モノコック構造

床・壁・天井が一体化した箱型を構成するモノコック構造は、航空機や自動車のボディの技術から発達した構造で、大きな外力にも変型しにくい特徴があります。 地震や台風などの外力が建物全体に分散するため、「ひずみ」に強い構造体を実現できます。

6面体の一体化構造である強靭なモノコック構造

壁・床・天井が一体化した強固な箱形を構成する「モノコック構造」。 航空機や自動車ボディの技術から発達した構造で、大きな外力にも変形しにくいのが特徴。住宅においては、地震や台風などの外力が接合部分などに集中しにくく、建物全体に分散するため、ひずみやくるいに強さを発揮。

大地震に負けない全壊0の実績

構造用合板OSBと断熱材を一体化し、建築基準法で木造最高レベルとなる「壁倍率5倍」(国土交通大臣認定を取得)を実現。 壁倍率2.5倍の基本パネルと組み合わせることで、効率よく耐力壁を配置することが可能。 一般在来の家の壁と比べても壊れにくく、変形量も筋交いの半分です。

硬質ウレタンフォーム（スーパーウォール工法）

フォレストで採用している断熱材は、水分を通しにくい硬質ウレタンフォーム。 壁内に結露を発生させない高性能な断熱材です。 瑕疵保証（10年間）では保証されない結露による劣化を35年間保証します。

耐久性の証明…築20年のSW工法物件解体現場

約20年前に工事をしたSW工法物件において、リフォームのため解体した時の画像です。 硬質ウレタンフォームの損傷がほぼない当時のままの状態が保たれていました。

20年前に建てたと思えないほど、壁の中はそのままの品質を保っていました。 解体業者からは「浴室は使っていなかったのですか」と問われたり「通常水を撒きながら解体作業を行うのですが、ホコリがほとんどたたなかった」との事でした。

6面体の一体化構造である強靭なモノコック構造

住宅の壁の内部には断熱材が入っています。 この断熱材のおかげで気密・断熱性が高まり、室内の快適性を保ちます。しかし、内部と外部の温度に差ができ、室内の湿気が壁を通過して断熱材の中で結露する場合があります。 その結露を放置しておけば腐朽菌が発生し、接している柱や土台が腐食。家の耐久性や強度低下の原因となってしまいます。

住まいの断熱性を高めるサッシ＆ガラス

住宅において熱の流出入が最も多い開口部は、断熱性能が高く、結露の発生を抑えるサッシを採用する事が大切です。フォレスト・オオモリでは、東海地方の厳しい夏の暑さを考慮し、耐候性に優れ、断熱性のバランスの良いアルミと樹脂を使用した「ハイブリット窓」を採用しております。 ガラスについても、建物の方角を考慮し断熱性・機能性の高いガラスを選定しております。

断熱材　SWパネル

木造構造としては、「壁倍率5倍」の国土交通大臣認定を誇る断熱パネルを採用。 壁・天井に入れることで、魔法瓶のような住まいを実現でき、夏は涼しく、冬は暖かい、部屋間の温度差のない快適な住まいづくりを実現します。

家を丸ごと制振装置に

SWパネルに高層ビル用の制振装置に使用されているブチルゴム系素材を住宅用に加工した粘弾性のテープを組み合わせる事により地震の揺れを最小限に抑え、家を丸ごと制震装置にします。 2016年の熊本地震のような、繰り返す揺れにも強く、建物の変形量を最大1/2に低減します。

※防災科学研究所、東京大学、清水建設の共同開発により開発されたアイディールブレーン（株）製です。

空気環境

シックハウス対策として、壁紙に「FFCテクノロジー処理」を施しています。ボンド等に含まれる有害物質を分解し、ダニの育成を助長するカビや悪玉菌の繁殖を抑制する技術です。 思わず深呼吸したくなる空気のおいしい家づくりを実現します。

熱交換計画換気

家づくりでは、建物全体の通風計画に加えて、計画的な換気に目を向ける事も必要です。 気密の高い住宅だからこそ、換気システムがしっかりと作用し、住まいの隅々にゆるやかな空気が流れ、建物内の空気のよどみを少なくします。 また、排気と吸気の「熱交換」をする事により、省エネで一層心地よい温度の室温を保つことが出来ます。

耐震等級

全棟気密測定

C値はゼロに近いほど、すき間が少ないことを表しています。一般的な住宅は12ｃ㎡/㎡。 フォレストは0.5c㎡/㎡以下が標準です。床・壁・天井が組みあがった段階で1棟1棟、「気密測定」を実施しています。 規定値以下になるまで、職人さんの手作業ですき間を減らし、すき間のない住宅を作っています。 C値は現場で測定する以外、算出する事は出来ない数値です。 「良い断熱材」とすき間を無くす「職人さんの手作業」　この二つが揃ってこそ、「高性能な住宅」を作る事ができます。 なぜ0.5c㎡/㎡以下であることが大切なのか是非フォレストのスタッフにお尋ねください。

気密測定現場の様子

防蟻　大切な住まいを白アリから守る

お客様の大切な家を白アリから守る防蟻処理も、除虫菊を使った、天然で身体に優しい薬剤を採用しています。 阪神大震災では、シロアリ・腐朽の被害がある家屋のうち、約9割が全壊したとういう報告があります。 ご家族が安心して過ごして頂く為にも、適切な予防対策を講じておく事が重要です。 除虫菊はピレトリン（ピレスロイド）という天然の殺虫成分を含みます。 人間や犬や猫などのペットに対して毒性がないことが確認されており、昔から安全な殺虫剤として利用され続けています。 フォレスト・オオモリでは住まいの安心とご家族の健康にもにこだわり、天然素材の白アリ駆除剤を採用しています。

地盤調査と地盤保証

家を建てる地盤の「強度」を調べるのが、地盤調査です。同じ土地でも場所によって強度は違う物。 地盤調査を行い、補強が必要な場合は、環境負荷の少ない地盤改良工事（Hyspeed工法）を行います。