COLUMN

「もしもに備えて」家具・家電の地震対策

2024年8月8日に、日向灘を震源とする地震が発生し、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が、初めて発令されました。

巨大地震が発生する可能性が比較的高くなっている、とのことで、

平常通りの生活を送りながら、

地震があった場合の備えや避難の方法を、ご家族で再確認いただく機会をもっていただければと思います。

 
お家自体は無事でも、家具の下敷きになってケガをしてしまう、避難経路が塞がれてしまう、といったことがないように、参考にしていただけましたら幸いです。


◆室内のレイアウト

なるべく部屋に物を置かない

納戸やクローゼット、据え付け収納家具に収納するなど、できるだけ生活空間に家具類を多く置かないようにします。 
緊急地震速報を聞いたとき、すぐに物を置いていない空間に避難すれば安全です。

寝室は特に注意が必要です。万が一家具が倒れた時に、下敷きにならないよう置き場所をご確認ください。

また、重量のある家電製品はできるだけ低い位置に置くようにしましょう。


避難経路確保のレイアウト

ドアや避難経路をふさがないように、家具配置のレイアウトを工夫しましょう。 
家具は、倒れてもドアが開けられるようドア付近に置くのは避け、倒れる方向も考えて配置します。 
さらに、引き出しの飛び出しに注意し、置く方向を考えます。


◆家具や家電の転落/落下の対策アイテム

器具による家具類の転倒・落下・移動防止対策で、最も確実な方法は、壁にL型金具でネジ止めすることです。 
ネジ止めが難しい場合は、突っ張り棒とストッパー式、突っ張り棒と粘着マットを組み合わせると効果が高くなります。

家具と同じように、家電製品も落下防止対策が必要です。 
高額で購入した機器類が落下等で壊れないためにも、安全対策をしておきましょう。

L型金具(下向き取り付け)

タンスや棚は、家具と壁を木ネジ、ボルトで固定します。 
スライド式、上向き、下向き取り付け式があり、下向き取り付けが最も強度が高いと言われています。

突っ張り棒】

ネジ止めすることなく、家具と天井の隙間に設置することができます。 
粘着マットやストッパーとの組み合わせで、さらに強度を高めることができます。

粘着シート・滑り防止マット

粘着性のゲル状で、家具の底面と床面を接着させます。 
壁面に接して置いていない背の低い家具類の中でも、特にテーブルやイスは移動防止対策が必須です。 
粘着マット、カーペットの場合は滑り防止マットを設置します。

着脱式移動防止ベルト

壁と家具をつなげ、移動を防止できます。

ストッパー式

引き出しや観音開きの扉にはストッパーなどを取り付け、中身が飛び出さないようにしておきましょう。 
家具の前下部にくさびを挟み込み、家具を壁際に傾斜させます。

キャスター下皿

キャスター付き家具は、移動時以外はキャスターをロックしておきましょう。 
キャスターの下に置き、家具の移動を防止します。 
普段動かさない物は下皿や、ポール式器具などを設置し、固定しておくのがおすすめです。

ガラス飛散防止フィルム

扉がガラスの場合はガラス飛散防止フィルムを貼っておきましょう。 
割れた際の破片飛散を防ぎます。

【チェーン

吊り下げ式の照明器具はチェーンやワイヤーなどを使い数箇所を天井に止め、固定しておくのもおすすめです。


以上、家具・家電の地震対策をご紹介しました。 
備えあれば、憂いなし!ご参考になれば幸いです。

【参考・引用】 
消防庁 防災マニュアル 
東京都防災ホームページ

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